昔と比べてだいぶ一般化してきた『写真スタジオでの撮影』。
お子様のお誕生日や七五三、入学記念等々、折に触れ写真スタジオで撮影をしている、なんて人も多いのでは?せっかくスタジオでの撮影をするなら……あとに残るものとして、きれいな角度やポーズで撮影したい!ですよね。
特に、最近は100枚近いデータをもらえる写真スタジオも増えています。でも、モデルさんでもない限りそんなにたくさんのポーズはできません。
今回は、写真スタジオでのポーズについて、プロのカメラマンの目線から徹底解説します!!
目次
1:写真スタジオでのポーズについて〜基本編
まず、大前提をお話ししましょう。
写真スタジオでの撮影の場合、基本的にはカメラマンからポーズの指示があります!
証明写真からリラックスした寝っ転がりの写真まで、目的に合わせた写真の為にはポーズの指示はとっても大切。
逆に言えば、ポーズの指示をしない、あるいは指示が雑だったり、あまりにもこちらまかせだったりする場合は、あんまり良いカメラマンじゃないかも知れません。
人は、普段無意識に立っている時には、体のどこかに重心をかけています。まっすぐ直立不動な姿勢は、固すぎてなんだか不自然です(まあ、証明写真の場合は良いかも知れませんが。少し足を開いたり、左右のどちらかに重心がかかっている状態が、一般的には違和感がなく自然な感じに見えます。本人にとってもラクな状態です。
ここから、写真写りの部分を意識してカメラマンは指示を出します。構図やバランスを考慮しながら、その人のいちばん魅力的な角度で写真を撮るのがカメラマンのお仕事です!
撮られる側の人は、まずはしっかりカメラマンの指示を聞いてみましょうね。
2:家族写真はどう撮る?違和感のない自然なポーズとは
『家族写真』は、複数人で構成されることがほとんどです。
そういう時、それぞれの身長や体格を見ながら構図を考えて、カメラマンは形を組んでいきます。例えば、パパさんは立って、ママさんは座って、ママのお膝にお子様を座らせてあげて……といった具合に。カメラマンから細かく修正が入る場合がありますが、それも写真の写りを格上げする微調整なのです。
人は縦に長いので、ただ棒立ちの状態では不安定に見えます。また、手の位置もぶらーんとしているだけではどうにも落ち着きどころがありません。手持ち無沙汰、とは正にこのこと!
足を少し開いてズボンのポケットに手を入れる、反対の手はママさんの肩に置く、ママさんはしっかりお子様と手を繋いであげて、体の向きはやや内側に向けて、お顔は真ん中に寄せて……
と、こんな感じでポーズを組み立てていきます。
指示を出されることで緊張してしまう場合もあるかと思いますが、まずは言われた通りにやってみると案外その方が落ち着くな、と感じる場合も多いハズ。
家族写真の場合、重要なのは『子どもを気にしすぎない』こと。
パパさんママさんとしては、どうしても子どもが笑っているのか気になってしまうもの…ですが、そこはグッと堪えて、カメラマンやアシスタントさんに任せましょう。せっかくの笑顔のタイミングでも、パパさんママさんがカメラを見ていない、なんてことも、意外と多いんです。
カメラマンから「お子さんの方を見てあげてください」という指示がある場合は、子どもの方を見てあげましょう。カメラに集中する意識や緊張感を少しほぐして、家族だけの空気感を引き出す意図があります。
ただし、のぞき込むように子どもの顔をまじまじ見るのはNG!隣に並んでいる子どもの顔をのぞき込んでしまうと、カメラマンからはパパさんママさんのつむじしか見えなくなってしまいます。
カメラに横顔を見せるイメージで顔の向きを変えたら、目線だけ子どもに向けてあげる感じが美しい角度です。髪の長いママさんはあらかじめ髪を耳にかけておけば、横顔が髪で隠れてしまうのを防げます。
3:子どもひとりでもポーズはできる?プロのテクニック!!
ポーズに関してはカメラマンの指示がある……とは言え、子どもの場合はどうでしょう。
やんちゃ盛りの子どもたちは指示通りにポーズを取るなんて無理!とお思いではないでしょうか。まったくその通り。子どもたちに、ポーズの指示をただ投げてその通りにやらせようとするカメラマンも、あんまりいいカメラマンではないかも知れません(笑)
でも、子どもたちにもちゃーんとポーズをしてもらって撮影できるのです。ポイントは『子どもたちに楽しんでもらえるように動きを導き出す』ということ!
先程のパパさんママさんへの指示のように、そこに立って、こうしてああして……と言うのは、子どもたちにとっては退屈以外の何物でもありません。
しかし、「そこに立って、真似っこゲームしようか」「まずは片足バランスで立ってみよう〜」なんて言われたら、ちょっと楽しそうではありませんか?
子どもたちの撮影の場合、楽しんでもらうことが何よりいちばん大切です。まるでゲームのような感覚で、体を動かして遊んでもらいながら、その合間を写真として切り取っていくと、まるでポーズを決めたかのような瞬間がいくつも生まれます。
楽しみながら動いてもらえれば、表情も生き生きとしたものになっていくことは間違いありません!
本当に子どもの撮影が上手なカメラマンは、子どもたちがワクワクするような声かけや提案をしながら撮影を進めていきます。カメラマンの指示通りにできるかどうか、ではなく、一緒に遊んでくれるカメラマンと楽しく撮影をしていけると良いですね^^
4:いろんなポーズで撮ってみるなら、おすすめは『ハウススタジオ』
ここまで、写真スタジオでのポーズについてご説明してきました。
改めて言いますが、ほとんどのカメラマンはきちんとポーズの指示をしてくれます^^安心してお任せしましょう。
いろんなポーズで撮影するなら、おすすめはやっぱり『ハウススタジオ』です。
スタジオのセットによっていろんなポーズができますし、子どもたちも自由に遊びながら撮影ができます。
おすすめハウススタジオについては、当サイトの過去記事もご参照くださいね^^
https://lab-photostudiobest.info/kodomo/ranking3/
いかがでしたでしょうか?
プロのモデルさんではないからこそ、小さなことをちょっとだけ意識して、素敵な写真を残してくださいね^^