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知ってる?話題の子育て新習慣、「ほめ写プロジェクト」
子育て中のママ・パパなら、誰もが「自身を持って、明るく、強い子に育って欲しい」と望んでいると思います。
人間が生きていく上で、最も大切な自信のもととなる「自己肯定感」という感情。実は写真にこの自己肯定感を高める効果があるということが、国内の研究チームによって明らかになりました。
そこで、教育評論家親野智可等氏が中心となり、写真を用いて子供たちをほめることで、日本の子供たちの自己肯定感を向上させるという新たな子育て習慣を発信・啓発している取り組みが「ほめ写プロジェクト」です。
写真引用:www.lifestudio.jp
そもそも、「自己肯定感」とは?
自己肯定感は、「自分は愛されているんだ」、「自分は価値ある人間なんだ」など、自らの価値や存在を肯定できる感情。ありのままの自分を受け入れ、自分のことが好きな子は自己肯定感が高く、自分を信じで色んなことに積極的に挑戦できます。また、自分が大切な存在だという認識のもと、他人に対しても大切な存在として接することで、人への思いやりを持つことが出来るのです。
写真引用:Instagram @lifestudio_official
【自己肯定感の高い子の特徴】
– 自分の感情や衝動をコントロールできる
– ポジティブで、プラス思考
– 物事に意欲的かつ集中して取り組むことができる
– 失敗を怖れず、チャレンジ精神がある
– 人と自分を比較することが少なく、幸福度が高い
– 他人を尊重し、コミュニケーション能力が高い
【日本の子供たちは自己肯定感が低い?】
このように、自己肯定感は自信の源となり、子どもの成長に大きく影響するとても大切な感情ですが、実は「日本は先進諸国と比較して自己肯定感が低い」という調査結果があるといいます。
「自己肯定感」に対する親の理解がまだ低くのが原因で、実際の調査で「自己肯定感が子供に合が得る影響を知っている」と答えた親は約30%、その内6割以上が「特に意識した取り組みはしていない」と答えました。
まずはやってみよう!自己肯定感チェックシート
▶簡単!無料!今すぐ測定!自己肯定感チェックシートはこちら
ほめ写プロジェクトの公式HPではお家でも簡単に測定できる「自己肯定感チェックシート」を提供しています。WEB上で直接チェックを入れて「結果を見る」ボタンを押すと、すぐに点数が確認できす仕組み。
実際に検証をすべく、早速筆者の娘(5歳・年長組)と一緒にチェックシートを記入してみました。その結果がこちら!
資料参照:ほめ写プロジェクト公式HP
56点満点のうち49点という結果。
比較的自己肯定感が高い方という判定結果ではありましたが、これからの生活でもっと変化することが出来る、というアドバイスをもらいました。
では、普段の生活の中で「自己肯定感」を高めていくにはどうすればいいのでしょう。
ここで、写真が持っている意外な力があるということ。早速次の項を見てみましょう。
写真がどう関係あるの?
ほめる子は伸びる、というように子供は親からほめられ、周りに認められるとえっへん!と自信に満たされます。しかし、いきなり「ほめる」と言われても具体的に何をどうすれば?という疑問が残ります。そこでお家でも簡単に始められる方法の一つとして「写真」が登場します。
お家に子供の写真を飾って、普段の頑張りや成長をほめてあげる。
この時、ポイントになるのは写真を目に見えるところに「飾る」ことです。ただ携帯やタブレットで見るのではなく、しっかりと生活の空間の中に飾ることで、子どもは写真を見るたびにほめられた経験を反芻することができます。
写真引用:homesha-pj.jp
今すぐできる「ほめ写」のやり方
【撮る】 ほめ写におすすめの写真は?
親子で楽しい思い出を共有できる写真なら何でもOKですが、特におすすめなのは普段の頑張りや、努力の姿が見られる写真。運動会や発表会など達成の瞬間などを写真に収めておくと良いと思います。
▶【プロのようにおしゃれな子供写真の撮り方】はこちらでチェック
また、年に一度写真スタジオなどで成長の記録を残していくのもおすすめです。子どもがまだ小さいならハイハイやはじめてのあんよ、つかまり立ちの姿を1歳の誕生日記念に。入園・入学の記念撮影や七五三やハーフ成人式など人生に数回しかない大切な晴れの日の思い出を形にして、お祝するのも良いでしょう。
ほめ写を長く続けていくためには、自宅でも、写真スタジオでもお子様の成長の姿を普段からたくさん記録する習慣付けが大事です。
【飾る】 ほめ写におすすめの飾り方は?
写真を飾る時は、選ぶ段階から子供と一緒に選んでみましょう。子供が気に入っている写真は、親が選ぶのとは違う子供なりの理由があるので、新たな発見があると思います。また、自分で選んだ写真ることで、本人も写真を見る時間が楽しくなり、親子で長く続けられます。
兄弟や姉妹がいる場合は、全員のそろった写真を飾る他、枚数や写す方にも気を配ってあげると家庭の平和につながります。そして、子供たちの写真だけではなく家族全員が写っている写真を飾るのも良い効果があるそうです。写真を通して家族の中の自分を再確認できた子供は「自分はみんなからこんなに大切に守られているんだ」という安心感につながり、家族愛が芽生えるきっかけにもなります。
▶もっとおしゃれに!子供・家族写真のセンスあふれる飾り方19選
写真引用:honestlywtf.com
写真引用:ameblo.jp
【ほめる】 年齢別おすすめのほめ方は?
思春期を迎えたお子様に、「すごーい!」「えらーい!」と大げさにほめ言葉を投げたら逆に期限が切れてしまった、という笑えない体験談も。ほめ方にもお子様の生協に合わせて少しずつ変えていく必要があります。ほめ写プロジェクトのHPでは年齢ごとに6つのカテゴリーに分けて、おすすめほめ方を紹介しています。
やってみた!みんなの「ほめ写」体験談
小学生以降のお子様や恥ずかしがり屋で普段からあまり写真を撮らせてくれない場合は、昔の写真を飾るのも一つです。年齢や個性によっては自分の写真を飾られることに抵抗がある場合もあると思います。実際ほめ写を初めてみた先輩パパママの体験談を少しご紹介します。
先輩ママの声① 3歳男の子ママ
Q.ほめ写実施前の子育ての悩みや、ほめ写に期待していたことはありますか?
A.小さい子にも効果があるのかな?と半信半疑で初めて見ました。
Q.ほめ写実施後のお子様の変化は?
A.ほめ写で息子をほめ続けていたら、3カ月目くらいから、息子のほうからもほめてくれるようになりました。
私が買ったばかりのスカートをはいていたら「いいスカートだね」と言ってくれたり、料理している私を見て、「ママの手ってすごいよね。だって、こういうふうにナベをもって、おいしい料理をつくれるから」などと話しかけてきたり。具体的な理由もつけて、日々ほめてくれるようになりました。三つ子の魂百まで、と言いますが、3才にしてお互いのよさを認め合える関係になっているのは、ほめ写の効果だと日々実感しています。
先輩ママの声② 17歳男の子、6歳男の子ママ
Q.ほめ写の実施に際して、心がけたことや工夫した点があれば、教えてください。
A.小さいころのものから最近のものまで、いろいろな年代の写真を飾るようにしました。昔の懐かしい話や最近がんばったこと、素敵だと感じたときの表情など、話題のきっかけが増えるように。そして、家族全員の写真を飾りました。家族の一員としての自分の存在を感じてもらえるよう、また、家族みんながそれぞれの存在を大切に感じられるように。
飾る場所は、家族が集まる場所にしました。インテリアとして毎日自然に目に触れるような場所(我が家の場合はリビング)に飾り、いつでも見ながら話ができるように。
最後に、子どもが撮った写真も飾りました。親だけでなく、子どもが撮った写真も飾ることで、喜びや自信を感じられるように。
Q.ほめ写実施後のお子様の変化は?
A.家族の会話が増え、共通の話題で盛り上がる時間が増えました。また、苦手だったものにも積極的に取り組む姿勢に変わったことも変化の一つです。ほめ写のおかげで写真を撮る→飾る→見る》という一連の流れが自然になり、家族全員の繋がりが増えたことを実感します。はじめる前は《どうやってほめたらよいかわからない》《何をほめたらよいかわからない》という状態でしたが、毎日の生活のなかで子どもをほめることが自然にできるようになりました。写真がなければ改めて口にすることがなかったので、写真が目の前にあるというワンクッションが、よりほめやすい環境にしてくれたのだと思います。
先輩パパの声③ 7歳男の子、5歳女の子パパ
Q.ほめ写実施後のお子様の変化は?
A.少し前向きになったように感じています。
以前、あることでうまく行かないことがあったとき、壁に飾ってある自分の写真をまじまじと見ていました。それからそのことにもう一度チャレンジしていたので、何か感じるものがあったようです。また、一緒に行った旅行とかイベントとかの話を、たまにふと自分からするようになりました。写真はもうほかのものに変わっていたのですが、しばらく飾っていたことで思い出や成功体験も記憶にしっかりと刻まれていたのかなと思います。
ほめ写プロジェクトをもっと盛り上げ隊!賛同企業・アンバサダー制度
ほめ写プロジェクトでは企業や個人向けに、ほめ写プロジェクトをより盛り上げる活動を一緒に呼び掛けています。日本の子供達をもっと元気よく、社会を明るくしていきたい、と思う企業・個人なら誰でも参加可能!活動できる範囲に応じてコースを選べられるので気軽に参加できます。
ほめ写プロジェクトの参加に関する詳細はほめ写プロジェクト公式HPをチェックしてみて下さい。