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写真スタジオの感染症対策は?安全のための取り組みをまとめました

コロナウィルスという感染症の流行で、私たちの暮らしは大きく変化してしまいました。今や何処へ行くにもマスクは必須、不要不急の外出は控えながら、1日でも早い収束を願う日々を送っている人も多いのではないでしょうか。
特に2020年は、春からの大流行を受けた混乱の中で様々な式典やイベントが中止に……卒入園式や運動会で子供たちの晴れ姿を見られなかったというパパさんママさんの残念な気持ちは、なかなか拭えるものではありません。だからこそ、せめて写真スタジオで写真を撮りたい!という方が増えています。とはいえ、写真スタジオも不特定多数の人が出入りする場所。感染症に対しての不安が無い訳ではありませんよね。
もちろん、写真スタジオも感染症対策をしっかりと行いながらお客様をお迎えしています。今回は、いろんな写真スタジオの安全のための感染症対策や、撮影の時に自分たちもどうすべきかのポイントをまとめました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

まずはおさらい、基本の感染症対策とは


写真引用:freepik
コロナウィルスは特に感染力が強いウィルスとして猛威を振るっています。そんなウィルスに感染しないようにするにはどうしたら良いのでしょうか。
コロナウィルスは、基本的には飛沫感染と接触感染が主な感染ルートであると言われています。

*飛沫感染
感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染すること

*接触感染
皮膚や粘膜の直接的な接触、または医療従事者の手や医療器具、その他手すりやタオルなどのような物体の表面を介しての間接的な接触により、病原体が付着することで感染すること

(引用:ワクチン.net)

 


写真引用:freepik
まずは体内にウィルスを入れないことが重要。ここで効果を発揮するのがマスクです。マスクは他者の飛沫を自分が吸い込んでしまうことを防ぐと同時に、自分の飛沫の飛散も防いでくれます。また、ウィルスの付着してしまった手で目や鼻に触れると粘膜から感染してしまいますので、こまめな手洗い除菌で手を清潔に保つことも大切です。

写真引用:freepik
感染のリスクを高めるのは、3つの密と言われる条件がそろってしまった時。『密閉、密接、密集』この3つの条件がそろってしまうと、感染拡大のリスクが高まります。密閉された空間では人との距離を取る、人と密接になってしまうなら換気をする、等、どれかひとつでも『密』を崩せれば、感染リスクは下げられます。
(参考:厚生労働省『3つの密を避けるための手引き)

 

写真スタジオの感染症対策はどんなもの?


写真引用:ライフスタジオ公式HP
基本の感染症対策を確認したところで、写真スタジオでの感染症対策を見てみましょう。実は、写真スタジオという業種もコロナウィルス感染症対策のガイドラインが設定され、それに準じて営業を行っています。
▶︎写真館の新型コロナウィルス感染症対策ガイドライン

ハウス型の写真スタジオにおいては、基本的に完全予約制や1家族貸切での撮影スタイルが多く、他のお客様と同じ部屋に滞在することはあまりありません。自然光を取り入れて撮影をするスタジオの場合は窓が多く、定期的な換気を行える設備になっています。この場合『密閉、密接、密集』の条件には当てはまらないでしょう。


写真引用:ライフスタジオ公式HP

 


写真引用:スタジオコフレcloset公式Instagram
インテリアに合わせた衣装や小物はハウス型写真スタジオの大きな魅力のひとつですが、これらも使用後の洗濯や除菌が行われています。他のお客様が使用した部屋も、清掃や除菌をしてからご案内。

 


写真引用:ハーツスタジオ公式HP
スタッフは撮影中のマスクやフェイスガードの着用と手指の消毒を徹底!写真を撮る時は少し距離を取りますので、ぎゅうぎゅうにくっついてしまう状況というのはあまりなさそうです。とは言え、小さなお子様の場合は安全確保が最優先なので、転倒などの危険が迫った瞬間には抱っこをしたりという対応をする場合はあるかもしれません。
写真をお客様がセレクトする写真スタジオの場合はどうしても滞在時間が長くなりがちですが、カメラマンさんが選んで写真をまとめてくれるハウス型写真スタジオの場合は比較的短時間で済みます。写真を見る時間を無しにして滞在時間を短縮してくれている写真スタジオもあります。

 

それぞれの写真スタジオの感染症対策はこちら


ライフスタジオ所沢店

 


ハーツスタジオ

 


スタジオコフレ

 

写真スタジオで撮影する時、
自分たちが気を付けることは?


このように、各写真スタジオも『密閉、密接、密集』を避け除菌や消毒を行いながら、細心の注意を払って営業しています。とは言えこの状況では、自衛も大切。写真を撮りに行く側として気を付けておくべきこともあります。

検温してから家を出る


写真引用:freepik
写真スタジオに限らず、37.5度以上の発熱者が家族にいた場合はその施設への入店、入場はできません。入り口でトンボ帰り……なんてことにならないように、必ず熱を測ってから家を出ましょう。また、熱はなくても『咳、くしゃみ、倦怠感、だるさ』等の症状がある場合は無理は禁物です。予約の振替に対応してくれる写真スタジオも多いので、決して無理はせず相談しましょう。

撮影の時以外はマスク着用!

写真引用:freepik
写真を撮る時にはマスクを外しますが、撮影の楽しさや子供のお世話の中でともするとそのままマスクをつけ忘れてしまうことも。写真スタジオ内は換気に努めてくれていますが、自分たちもマスクの付け忘れのないようにしましょう。

来店人数は最小限で。

写真引用:freepik
基本的には完全予約制や貸切のシステムが多いハウス型写真スタジオですが、1軒屋のようなお家型の写真スタジオの場合、背景セットごとに小さなお部屋に分かれているところもあります。自分たち家族の人数+撮影スタッフさん、となると、意外と密を生んでしまうかも!!?現在の状況を踏まえると、特に祖父母と一緒の来店は少し控えた方が良いかもしれません。

 

こんな時期、だからこそ、いちばん大切なこととは

2020年は、営業自粛をした写真スタジオも多くありました。そして、こんな時期だからこそ写真を撮りたい、というお客様からのご要望も、本当にたくさん寄せられました。今、写真スタジオは、そんなご要望に応えたいという想いで日々撮影をしています。
『写真』は今しか撮れない、取り戻せない一瞬を記録するもの。生活様式が一変して、今までの『いつもの日常』がいかに大切なものだったのかを実感したからこそ、『写真』への需要は高まっています。そして、何より掛け替えのないいちばん大切なことは『家族みんなが健康で笑い合えていること』です。

写真は大切ですが、まずは自分たちの体調を整えて、ウィルスに負けない体力作りをしておきましょう。写真スタジオは、そんな皆さんが安心して撮影に臨めるようしっかり対策をしながら撮影してくれます。
こんな時期だからこそ、大切な家族の記録を残しておきたい!!自分たちが注意するべきポイントも抑えながら、安心できる写真スタジオで撮影を楽しんでくださいね。