子育て情報

働くママこそ大切にしてほしい、子供の音読のすすめ

お子さんが小学生になるとやらなければならないもの……それは『宿題』!!!!小学生の子供たちは、毎日毎日学校から宿題を持ち帰ってきます。学童に行っているお子さんの場合は学童である程度の宿題を済ませてきてご自宅ではマルつけだけ、ということもあるでしょうか。 とは言え、働くママさんからしたら正直なところ、毎日の子供の宿題が重荷になる時もありますよね。漢字ドリル、計算ドリル、プリント、自主学習、音読……しっかり見てあげたり教えてあげたり、一緒に横に座って私も勉強…なんて考えていた時期もありましたが、筆者自身宿題をすべて一緒にずーーーっと横について、なんていうのはなかなか難しかったものです。下の子が小さい場合は、もっとですよね。
働くママさんがお仕事から帰ったら、寝るまでの時間は怒涛のごとく過ぎ去ります。やるべきことは山積みで、下の子のお迎えや夕食の支度、洗濯、お風呂、明日の用意、歯磨きから寝かしつけまで……考えるだけでもパンクしそうです。
そんな中、少ない時間だけど子どもに向き合える時間を取ろうと決めたことがありました。それが、毎日宿題で必ずある『音読』です。
ここでは、3児のママである筆者が音読の大切さに気付き、子供たちが本好きになるまでにやったこと、『音読のすすめ』をご紹介します。
なんで毎日やらなきゃいけないんだ〜、と思っていた『音読』。その毎日の5分を、見直してみませんか? 

毎日の音読……正直なところ。 

写真引用:Freepik

筆者の話になりますが、正直に告白します。実際には音読をしていないのに、サインだけしていたことがあります……。その頃は完全に余裕がありませんでした、すみません。
こんなママですが、ある日考えました。なんで小学校は毎日『音読』があるんでしょう?
毎日あるってことは、子供
にとって何か良い効果がきっとあるはず!!ということで一念発起、宿題での音読の間は他のことをしないで、子供としっかり向かい合うか、一緒に教科書をのぞきながら音読を聞くことに決めました。それまでは、聞いているのか聞いていないのかもわからないような、とにかく料理をしながらとか掃除をしながらの『ながら音読』だったのです。しかし、そう決めてからは毎日とりあえず手を止めて(←大事です)、音読をする子供に向き合いました。 
そうすると……今までは、「音読めんどくさ〜い」と言っていた子供が、自ら進んで音読をするようになりました。 

向き合ってみて気付く、『音読』の良さ


写真引用:Freepik

毎日続けていくことで、様々な良いことが起こってきます。あくまでも我が家の場合ですが、嬉しい変化があったのでざっと書きだしてみましょう。

音読に向き合ってみたら生まれた変化

■子供が進んで音読をするようになった
■子供がどんなことを勉強しているのか、今どのあたりなのかがわかる
■漢字の練習が進む
■集中力がついてきた
■一人でも本を読むようになった
■一緒に教科書の話を考えるようになった
■兄弟に読み聞かせするようになった

でも、音読をするだけでこんなにも効果があるものなの??と思う部分もあり、少し調べてみました。 すると、様々な学者が『音読』によって『脳が活性化する』と言っています。
音読はただ目で追う黙読とは違って、文章を読んで脳で処理をして、その文章を正しく声に出して読む、というプロセスを辿ることになります。そのような一連の流れが、脳の活性化に繋がっていくのだそうです。 


そこにプラスして、我が家では、いつも忙しそうにしているお母さんが他のことをしている手を止めて、座って自分に向き合ってくれている、自分の読んでいることを真剣に聞いてくれている!というコミュニケーションとしての喜びがあるのだと思います。母親が自分に向き合ってくれる嬉しさや、うんうん、へー、そうなんだ、ここではどう思ったかな?等々の相槌に加えて、音読した内容の感想を言い合ったりしながら一緒に楽しむ、という効果が何よりも大きいのかも知れません。また、こうして真剣に聞いてくれる人がいるからこそ、間違えないようにわかりやすく、感情をこめて読もうとする意識も生まれます。 宿題としての音読を監督する立場である親も、真剣に読んでいる我が子を見ながら、読み方の上達具合を見るだけではない発見もたくさんあります。
最初は子供と向き合おうと思って始めた『向き合う音読』ですが、実際に良い変化があり、学習面での効果も我が家では実証されています^^

何より嬉しい、本を好きになってくれること


写真引用:Life studio

様々な良い効果があった『向き合う音読』ですが、筆者が何より嬉しかったのは『子供が本好きになった』ということ!!
現在小学校5年生の長女は本が大好きになり、暇さえあれば様々な本を読んでいます。小学校2年生の次女はもともと本好きでしたが文字数の多い本は苦手で、そんな彼女が音読を進めていくうちに、文字が多くていやだと言っていた本を自分から手に取るようになりました。そして、3歳の弟にも読み聞かせをするようになり、それこそ宿題の音読の様にきちんと読んであげている姿を見て、誰かに読んで聞かせてあげることの良さというものを感じてくれているんだなあと改めて思いました。 

まとめ/向き合う音読のすすめ


写真引用:Life studio

『向き合う音読』にはコツがあります。

■子供は姿勢を正し、聞かせることも意識する
■親は手を止めて、『ながら』ではなく向き合う

いちばん大切なことは、親がきちんと子供に向き合った上で音読をするということです。
音読には様々な効果があることは検証済みですが、親がその時間にしっかり向き合っているかどうかで効果はまた違ってくるのではないかと思います。
1日5分から、長くても10分くらい。最初は慣れないかも知れませんが、毎日少しずつやってみることで、1日の中でも良い時間だなと思えるような、親子のコミュニケーションになっていきますよ^^